課題と作例

春季号(209号)課題「觀 菊」[かんぎく]

觀菊

読み方

  • 觀菊(かんぎく)
  • 西風(せいふう)颯颯(さつさつ)衣襟(いきん)に散(さん)ず
  • 尋(たず)ね至(いた)る遊園秋正(ゆうえんあきまさ)に深(ふか)し
  • 菊(きく)は発(ひら)く丹誠培養(たんせいばいよう)の妙(みょう)
  • 清香馥郁(せいこうふくいく)花陰(かいん)に酔(よ)う

解説

 課題の「觀菊」は野に咲いている菊 菊園また自宅の庭に咲いた菊の姿 香りなど詩にすればよい。作者は菊園に咲く菊を見て感心した。
転句下三文字に培養妙を置き上に菊発丹誠の四文字を置いて転句を完成 結句下三文字に醉花陰を置き侵韻とし上に清香馥郁の四文字を置いて結句完成 起承は秋の深くなった菊園を詩にした。
秋季号課題詩 7月1日~10日迄 厳守