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8160 吟詩の記号○△□について

返信
  • 投稿者:
    松﨑ナラオ
  • 地区:
    奈良県
  • 支部:
    清峰会

お世話になっております新人会員です。
お手数をおかけしますが、ご指導のほどよろしくお願いします。
・教本縮刷本の吟詩(四句詩編)下記ページで印刷されている○印・△印・□印の意味?
① P1.江南春望の起句、承句、結句の下の○印の意味
 ②P19.春暁の起句、承句、結句の下の△印の意味
 ③P20.名槍日本号の起句、承句、結句の下の□印の意味
よろしくお願いいたします。

投稿日時: 2024/10/10 16:03:51

No.8161 Re:吟詩の記号○△□について

  • 投稿者:
    鈴木芦泉
  • 地区:
    神奈川県
  • 支部:
    東京芦孝会

興味深いご質問ですので私もそのご回答を待っていましたが、未だ無い為、前座のつもりで私の理解するところを記させていただきます。
1.詩文の下に記された〇、△、□は「押韻」の記号です。押韻も理解したうえで漢詩を楽しむ・・。詩への興味がさらに高まることでしょう。素晴らしいことですね!

2.押韻とは「同じ発音のグループ」を決められた場所に用いることを言い、漢詩だけでなく英語の詩や仏語の詩でも行の最後に同じ発音の言葉をならべることが多いと言われます、日本文学の和歌や俳句では割と少なく従い日本人にはなじみが薄い?と言えるのでしょうかね。
 又、漢詩の日本語読みは「訓読み」が主であるため、本来の韻を楽しめないところもあります。
 五言詩の場合は2・4行目、七言詩では1・2・4行目が押韻行ですが、例外的なケースもありますね。
「韻」とは漢字の構成要素である「四声」の中でそれぞれグループ化されています。
四声の内、平声(ひょうしょう)の韻を「平(ひょう)韻」と呼び、仄声(上声・去声・入声)の韻を「仄韻」と呼びます。
この韻は、平韻が30種、仄韻が76種(上声29種、去声30種、入声17種)合わせて106のグループがあります。すべての漢字がいずれかのグループに入り、その体系化が1500年以上の昔になされていたというのは驚きですね。
又、その押韻は、その場所で異なり、句の頭に同じ印を置く場合を「頭韻」、語尾に置くものを「脚韻」と呼んでいるようです。今回のご質問の記号は、決められた句の語尾に同じ韻を用いていることから「脚韻」をさし、〇が平韻、△□が仄韻です。

3.縮刷本には200首の4行詩が掲載されていますが、〇の平韻が190首、△□の仄韻が7首、2種類の韻起用が2首、韻無しが1首と圧倒的に平韻の詩が覆いですね。そしてこの仄韻は、すべてが古体詩で用いられており、近体詩では仄韻は無くすべてが平韻です。

新Aその1~4の教本はお持ちですか?その教本には【詩の意味・語句の意味・鑑賞や作者】等の記載があり、詩の理解に役に立ちます。さらに【詩の形】という欄には詩の種類や韻についての記載があります。ここをご参考になさってはいかがでしょう。

4.長々と書きましたが、お詫びがあります。肝心の「△と□の違い」は理解しきれておりません。どなたかご指導いただければと。

投稿日時: 2024/10/15 10:58:20

8159 御礼

返信
  • 投稿者:
    岡出章
  • 地区:
    三重県
  • 支部:
    魁、吟優会

鈴木芦泉先生
懇切丁寧なご指導、有り難う御座いました。お陰様で、深い知識を得る事が出来ました❗️今後とも宜しくお願いいたします。

投稿日時: 2024/10/08 15:02:13

8157 新教本B1-44楠公墓前作における疑問

返信
  • 投稿者:
    岡出章
  • 地区:
    三重県
  • 支部:
    魁・吟優会

教えてください。7行目に「人間の生死・・・」とあり、読み方として、「にんげんのせし・・・」と読み下していますが、詩語集で検索すると、「じんかん・・」となっています。
どのように、理解すればよろしいのでしょうか?
宜しくお願いします。

投稿日時: 2024/09/24 20:05:58

No.8158 Re:新教本B1-44楠公墓前作における疑問

  • 投稿者:
    鈴木芦泉
  • 地区:
    神奈川県
  • 支部:
    東京芦孝会

「人間」は「じんかん」という読みと「にんげん」の読みがあるようですね。「じんかん」とは「世の中」とか「世間」あるいは「人の世」の意、「にんげん」はまさに「ひと」で用いられているようですね。以下、勝手な解釈を書きます。ご指摘の教本B1-44楠公墓前の作(吉田松陰作)の7句目の「人間の生死」は、教本の【詩の意味】では「人間の生死」としていますので、読みは「にんげん」でよろしいのでしょうね。一方、教本新Aその2-34壁に題す(松村文三作)の結句「人間到る処に青山有り」での【語句の解釈】では「人間」を「世の中」としていますので、「じんかん」と読むべきなのでしょう。が、「故事成語を知る辞典」によれば「にんげんでもまちがいではない」との解説があります。
 更に余計な事ですが、「漢詩名句辞典(鎌田正、米山寅太郎著)」には「人間」を用いた漢詩が9首取り上げられていますが、その内、8首は「じんかん」と読まれており、「にんげん」は1首のみで、ネットで調べる限り他の流派の詩文も「じんかん」が一般的なようですね。失礼しました。  

投稿日時: 2024/10/04 22:03:50

8152 教えてください

返信
  • 投稿者:
    鳥来る庵の住人
  • 地区:
    愛知県
  • 支部:
    東尾張

教えてください。教本  新Aその二(4句詩編)の9ページ 厳島で出だし一行目の㊅の意味を教えてください。何処かに書いてあるなら そのページをたぶんわたしがさがせなかったとおもいます。

投稿日時: 2024/07/13 15:34:44

No.8153 Re:教えてください

  • 投稿者:
    鈴木芦泉
  • 地区:
    神奈川県
  • 支部:
    東京芦孝会

起句が⑥音で始まる吟は、新テキスト200首中、4首が該当します。「厳島」の出だしは頭高ですので「76(遙かに)」、「望湖楼」の出だし「黒雲」のような平板であれば「36」の吟じ出しを表示しているものと思います。詩文の「訓読み表示」では、音の高さをくさび型で角度を微妙に変えて表現するのが一般的かと思いますが、6音か7音かの区分を明示するための方策ではないのでしょうか?私見ですが、「厳島」「望湖楼」のような叙景詩で出だしに⑥音を用いるのは(勇ましすぎて)詩情にそぐわないのでは?と思います。「楓橋夜泊」も以前の吟では「月落ち」が「36」と⑥で始まっていましたが、その後「2’3’」に変更されましたね。
(以前の吟法を他流派の方から「ものすごい勢いで月が落ちてきて、烏もうるさいくらいの泣き方!と揶揄されたのが吟法修正となった原因だとはある先生のコメント・・・)
 この詩を含め、ホームページでは叙景詩で6音で出る吟の模範吟が3首とも掲載停止となりましたね。その理由はぜひお聞きしたいものです。少なくとも「吟法修正後」の「楓橋夜泊」の模範吟は掲載願いたいところです。そして、僭越ですが「厳島」「望湖楼」は6音をやめる「吟法修正」がよろしいのでは?と思うところです。

投稿日時: 2024/07/17 16:45:09

8119 不明瞭発声を矯正する

返信
  • 投稿者:
    桃源郷
  • 地区:
    大阪府
  • 支部:

母音への返りが遅いとだらっとした吟になると聞いてますがどういうことですか。その場合の母音とは3(ミ)or主音と理解すべきでしようか。 また口の開け方が小さいのも原因とも聞きますが同じアを大きくといっても縦長(楕円形)の大きく ではないのですか

投稿日時: 2022/11/26 20:36:07

No.8122 Re:不明瞭発声を矯正する

  • 投稿者:
    熊谷峰龍
  • 地区:
    大阪府
  • 支部:
    HP委員

 書き込み ありがとうございます。この件については、このまま一番下までスクロールして「掲示板アラカルト」を開き、7720→7721→7722とたどっていただきますとホームページ委員の森口雪孝先生が詳しく回答されています。また、口の開け方は確かに大切ですが、口の奥で、はっきりと「ア」と出し、こもらずに、きれいに聞こえているかを確認してください。ご自分で録音・再生したり、お友達の意見も聞いて直していけると思います。

投稿日時: 2022/12/14 14:14:33

No.8151 Re:不明瞭発声を矯正する

  • 投稿者:
    初心者
  • 地区:
    大阪府
  • 支部:
    翠川会

大変勉強になりました。ご回答頂きありがとうございます。

投稿日時: 2024/03/25 15:26:18