214 頼山陽を偲んで

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    大阪府
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70周年記念大会も感激のうちに終了し、当面の目的
が無くなり、この虚無感から脱しようと日本の偉大な
漢学者である頼 山陽の人物をより識り新たな感激をと晩秋の京都を訪ねました。

京阪丸太町駅で下車、対岸の鴨川沿いに「頼山陽書斎
山紫水明処」がひっそりと佇んでいます。

当時、この書斎から見る景色を、山陽はこよなく愛し
「京都は三都(江戸、京都、大阪)のうち第一の景勝
の地だが、ここは京都でもまた最も景勝の地だ」と
この景色の独り占めを喜んで居たそうです。

皆さんもご存知のように、当協会教本には頼山陽 作詩の漢詩が、絶句で7題 律詩で3題 古詩で6題 楽府で3題も
取り入れられています。

その他には、日本外史、日本政記、日本楽府など多くの詩文により明治維新の原動力となって近世日本を
開かれたことでも有名です。

帰りには、東山にある長楽寺で、頼山陽の墓地などを
尋ね、充実した一日を過ごしました。

会員の皆様で未だ訪問した事の無い人は、是非一度行かれることをお勧めします。

投稿日時: 2003/11/30 00:41:09