350 京都 幕末 維新 青春の道

  • 投稿者:
    原 江景
  • 地区:
    大阪府
  • 支部:
    堀江

暑中お伺い申し上げます

今年のNHK大河ドラマでまた新たに歴史のページをよみがえらせています。
幕末維新の京都市中界隈。

近代日本の礎を築き、動乱の中から生れた多くのロマンが息吹く維新の京の道。

若くして散っていった先覚者たちの志の跡を尋ねてみました。
新選組、勤皇と佐幕の対立抗争、幕末の10年間は暗殺の時代、優能な志士たちが次々と失われていった悲運の道を偲んで、、、

関吟教本にもあります徳富蘇峰の詩、 「京都東山」

三十六峰雲漠漠
洛中洛外雨紛紛
破とう短褐来たって涙を揮う
秋は冷ややかなり殉難烈士の墳

まさに此の地は当時の面影を彷彿とさせてくれます。
京都市東山区霊山歴史館、坂本龍馬始め、烈士の墓、そして維新の道より、円山公園、長楽寺、山陽、三樹三郎の墓を訪ねる。
お盆が近いことなのか、暑い京都でしたが多くの参詣者と共に当時の志士たちの燃える心を偲ぶに充分な夏の1日でした。

四条河原町ー霊山歴史館ー殉難烈士の墓ー高台寺ー(二寧坂で宇治金時の小休止)ー円山公園ー長楽寺(京都家、山陽、三樹三郎一族の墓)を尋ねる吟行の旅でした。

長楽寺で少々の休憩、古びた素朴な佇まいの縁先で平家一門と長楽寺の由来の追懐を、あまりの静寂さにいつかの間にか夢でも見ているような、、、

倒幕の魁となるべく生野に挙兵したが投獄、処刑された

平野国臣・辞世の句

「憂国十年 東に走り西に駆け 成敗天に在り 魂魄地に帰す」

国事に奔走した脱藩志士の心情を、斬首される前に悠然と吟じられた歌だそうです。

投稿日時: 2004/08/16 01:00:16