4649 音階及び譜名表の13番について

  • 投稿者:
    何年たっても詩吟は新人・・のつもりです。
  • 地区:
    静岡県
  • 支部:

最近(吟法修正後)、13番の吟じ方に戸惑いを感じています。
13番は、抑揚・・「言葉の綾のつなぎ」とあります。
「夜坐」(A33-3)の転句に「天地静」の句があります。
天地は25の大山で、静のところに13番の譜が付いています。
しかし授業では、特にアクセントも抑揚も付けずに平板に(フラットという意味です)詠いました。
「厳島」(A3-1)にも同様に転句に「湾上静」の句があり、静に13番の譜が付いています。
授業では、抑揚を付けて「静かあ〜なり」と、習いました。
今、確認のため、関西吟詩のHPの「日本の漢詩一覧」の中の「厳島」を聞いてみましたが、松野春秀先生も
同様に抑揚を付けて吟じておられました。
「厳島」のように、抑揚を付けて詠うのであれば、音楽的でもあり、13番の譜の指示の意味合いも解りますが、「夜坐」のように、ただ平板に(フラットに)吟ずるのであれば、無理に母音でおくったりすると、最近厳しく言われている「わたり」にもなりかねません。
「夜坐」の場合は、敢えて13番の譜を付する意味がないように、素朴に感じました。
誤解もあるかも知れません。2つの13番について、解りやすく御説明を頂けると有難いです。

投稿日時: 2010/11/20 20:17:17

No.4653 Re:音階及び譜名表の13番について

  • 投稿者:
    森口雪孝
  • 地区:
    大阪府
  • 支部:
    HP委員

吟法に譜番号を付けて表現しておりますが、全ての吟法に許容範囲があります。
同じ譜番号でも、その詩の内容(叙景詩・抒情詩や勇壮詩等)により、吟じ方を工夫するのが許容範囲となります。
また、吟者による許容範囲の最も大きいのが譜番号「25」の大山で、十人が十人共皆異なっており、個性の発揮のしどころと言われています。
譜番号の13番しかり、自分の声に合った自然な表現であればOKです。
聴いて頂だいた方に違和感を与えないよう個性を十分発揮して感動を与えられるような吟力を身につけてください。(HP委員)

投稿日時: 2010/11/21 00:41:31