6194 アクセントについてお尋ねします

  • 投稿者:
    詩吟の新人です
  • 地区:
    静岡県
  • 支部:

最近、アクセント音階・譜名番号付き「吟詠副読本」が出て、予習・復習に大変役立たせて頂いております。
平板・頭高・中高・尾高 等、それぞれにアクセントが指示されており、今までの会話と異なるアクセントもあったりして戸惑う部分もありますが、大変参考になります。
さて、「吟詠読本」を見て初めて「共通語」と言う言葉に出会い、「標準語」という言葉しか知らなかった「詩吟の新人」には、びっくりの思いでお恥ずかしい質問ですが、宜しくご指導お願い致します。
以前先生から、アクセントの指導で、頭高型、中高型、尾高型 は、それぞれ起伏を付け、平板型?のアクセントは、かぎ」の次の音を下げるように指導されました。
しかし、1語単音節? (と、いうのでしょうか) 例えばA7-3「山行同志に示す」の結句の1歩..歩.ほ(3)」高くして・・、またその前のA7-2の「壁に題す」の転句の、墳墓の 地ち(3)」のみ・・等の場合は、特にアクセントの指示はありません。 
どのように吟ずれば良いのでしょうか?
指示通りの音程で、普通に吟ずれば良いのでしょうが、アクセントについては、どのように考えれば良いのでしょうか。
「歩(ほ)」「地(ち)」が平字(平声)なら、平らかにそのまま吟ずれば良いと思いますが、仄字(去声)なので、その言葉の語頭の子音?に続く母音に、下げる思いを込めて吟ずれば、言葉自体が下(した)さがり(高いところから下げる声)なので、自然とそのようになるという事なのでしょうか?
同じ「1語単音節?」の言葉でも、かぎの付いていないのも有ります。
(A4-3望湖楼の、望湖楼下か(3)」・A5-3楓橋夜泊の寒山寺じ(3)」等・・)
その言葉に かぎ」を付けたり、付けなかったりするのは、その言葉の「平・仄」に関係する事なのでしょうか。 
初心者なので、大切な先生の指示を誤解していたり、勘違いしているかも知れません。
1語単音節?の (かぎ) 」の吟じ方について、解りやすいご説明を頂けると、大変有難いです。
よろしくお願い致します。

投稿日時: 2011/07/10 10:26:14

No.6197 Re:アクセントについてお尋ねします

  • 投稿者:
    森口雪孝
  • 地区:
    大阪府
  • 支部:
    HP委員

1語単音節の「(かぎ) 」の吟じ方について、「解りやすい説明を」とのご希望ですが、日本語の発音では中国語の平仄は意識しませんので、1語単音節の場合はアクセントを表記しないのが一般的です。従って吟詠の時にはアクセントを意識せず吟じてください。
関西吟詩の副読本では「できるだけわかりやすく」を意識しています。そのため、一語の後に助詞が付くと、助詞の高さを一音目より低くする場合は、1語単音のみにも「(かぎ) 」を付けています。
副読本のアクセントについては、言葉を構成する音と音の高低を表示していますが、豊かな詩心表現をするためには、発声するときの言葉の運び方(緩急・強弱)も大切ですので、更に探究してください。(HP委員)

投稿日時: 2011/07/11 21:48:13