6259 鼻濁音についてお尋ねします

  • 投稿者:
    何時までたっても、詩吟は新人・・です。
  • 地区:
    静岡県
  • 支部:

今度の春の大会で、A40-1「酔下祝融峯」を吟題に選びました。本部刊行の副読本によりますと、「絶壑」「盪かす」「朗吟」は鼻濁音として吟ずるよう、○印が付されています。「絶壑」「盪かす」は、鼻濁音が自然のように思いますが、「朗吟」は「詩吟」同様の吟じ方が自然な感じがします。練習のときは副読本の通り吟じていますので、とくにその件についてのご指導は受けておりませんが、やはり鼻濁音で吟ずるのが良いでしょうか。「中国の漢詩一覧」での、先生の吟詠は、濁音で吟じられておられるようです。「朗吟」については、特にに固執しなくてもよろしいのか、ご見解をお伺いできればと思います。

投稿日時: 2012/02/10 17:27:56

No.6260 Re:鼻濁音についてお尋ねします

  • 投稿者:
    森口雪孝
  • 地区:
    大阪府
  • 支部:
    HP委員

「カ」行の熟語で濁音発声の第1音が《「学校」「吟詠」「軍営」「月光」「豪気」等》の場合は「ガ」「ギ」「グ」「ゲ」「ゴ」と明確な濁音で発声します。
鼻濁音は、《「勸學」「朗吟」「三軍」「山月」「文豪」等》第2音以降に「ガ」「ギ」「グ」「ゲ」「ゴ」を発声する場合に半濁音「○印」をつけて鼻濁音を表現しています。
 例外的に「如し(ゴトシ)」の場合は第1音としないで、前の熟語に続く言葉として鼻濁音で発声します。
 また、言葉の終わりにつく「・・・ガ」も鼻濁音で発声します。
 ただ、吟詠においては吟者によって「鼻濁音」発声に響きの差がありますので、鼻濁音が濁音に聞こえることもあるかと存じます。
 教本等で鼻濁音「○印」が漏れている場合もありますので、「○印」がついているか否かにこだわらず、第1音以外は鼻濁音で発声すると理解してください。(HP委員)

投稿日時: 2012/02/11 10:39:49