644 巻頭言のご紹介

  • 投稿者:
    森口
  • 地区:
    大阪府
  • 支部:
    HP委員

社団法人関西吟詩文化協会の教本に「巻頭言」があります。初代会長「藤澤黄坡」先生の遺文です。
《巻頭言》
「之を知るものは之を好むものにしかず、之を好むものは之を樂しむものにしかずとは、孔聖の道を語りし所なり。吟詩も亦然り。ただ其の詩を知り、其の詩を吟ずるのみなるは未だし、之を好むにいたりてよし。ただ之を好むも未だ可ならず、其の意を悟り其の義を樂しむにいたりて完きなり。樂しめば則ち生ず。詩中の景、詩中の情、油然として其の心に生じ来りて、己れ遂に詩中の人となる、これを同化という。吟詩の妙味ここにあり。修養の道も亦ここにあり。われ諸君とここに従事せん。」
・既にご存知のことと存じますが、「巻頭言」を素読することによって社団法人関西吟詩文化協会の一員であることに幸せを感じていますので、しばらく素読されていない方のためにあえてご紹介します。(HP委員:森口)

投稿日時: 2006/08/30 21:07:44

No.6201 Re:巻頭言のご紹介

  • 投稿者:
    森口雪孝
  • 地区:
    大阪府
  • 支部:
    HP委員

掲示板アラカルトに「巻頭言のご紹介(No.644)」を掲載しておりますが、巻頭言を記載した時に「吟詩も亦然り」と「吟詩の妙味」の部分を「詩吟」と記載していましたので「吟詩」に訂正しました。ご指摘・ご指導ありがとうございました。(HP委員:森口)
★「油然」の読み方は「ゆぜん」と「ゆうぜん」の二つがあります。藤沢黄坡先生が巻頭言を残した当初は、「ゆぜん」と読んでいたようですが、現在の漢字・国語辞書を始め文献の殆どが「ゆうぜん」となっています。平成26年3月の関西吟詩80周年記念吟詠大会において、全会員による一斉唱和を行うこととしており、「油然」の読み方を「ゆうぜん」に統一しました。この機会に、関西吟詩の会員全員が巻頭言を読み込んで頂ければ幸いです。(HP委員)

投稿日時: 2011/07/23 09:58:11