6489 菅茶山についてお尋ねします

  • 投稿者:
    8年目の新人です
  • 地区:
    静岡県
  • 支部:

「遊芳野/菅茶山」他の作者名が「さざん(ちゃざんともいう)」の、2通りの表示なっているのが気になり、色々と調べてみました。
菅茶山は、広島県福山市神辺町の生まれで、出生地には「菅茶山記念館」があります。その記念館は勿論、福山市のホームページでも「郷土ゆかりの人達」の中で「かん・ちゃざん」と紹介しています。教本では「さざん(ちゃざんともいう)」の2通りの表示になっていますが、それは何らかの根拠に基づくものと思われます。、吟法とは何ら関係の無い事ですが、ご教示頂けると大変有難いです。よろしくお願い致します。

投稿日時: 2013/08/23 20:52:29

No.6490 Re:菅茶山についてお尋ねします

  • 投稿者:
    森口雪孝
  • 地区:
    大阪府
  • 支部:
    HP委員

 菅茶山の漢詩で関西吟詩の教本には、遊吉野(A2-2)、宿生田(A15-2)、冬夜読書(A56-1)の三題を掲載しておりますが、「遊吉野」を最初に教本に掲載した時は「かん さざん」の読み方が当時の文献で主流だったようです。
 その後関西吟詩の教本改定を数度行っておりますが、いまだに「かん さざん」のままです。
 菅茶山の読み方は、出生地の「菅茶山記念館」やホームページにおいても紹介されており、現在は「かん ちゃざん」の読み方が主流です。
 次回(平成二七年予定)の教本改定においては、「菅茶山(かんちゃざん)」に改定する時期が来ていると思われます。(HP委員・教本改定委員)

投稿日時: 2013/08/24 09:03:13

No.6491 Re:菅茶山についてお尋ねします

  • 投稿者:
    8年目の新人です
  • 地区:
    静岡県
  • 支部:

ご教示有難うございました。
文献の歴史の中で、過去には「かんさざん」が主流で
あったことは、知りませんでした。
アクセントの変遷も、最近の若い人はアクセントを後ろへ持っていきます。メールアドレスの「アドレス」も
最近は後ろアクセントが正しい発音になっているようです。漢字の読み方も慣用的に用いられているものが、主流になると、それが正しくなるケースが多くみられます。重複も「じゅうふく」で十分伝わるようなご時世になりました。いろいろご教示ありがとうございました。

投稿日時: 2013/08/24 12:05:22