6570 仄韻についてお尋ねします。

  • 投稿者:
    8年目の新人です
  • 地区:
    静岡県
  • 支部:

初歩的な質問で、質問の内容も的確性を欠いているかも知れませんが、よろしくご教示をお願いいたします。
先ず、これまでに習った漢詩(古詩)と脚韻の記号(□・△印)と備考欄で説明されている韻の区分(上声・去声・入声)を列記します。
□印→A41-1春暁=去声・A44-1名槍日本号=去声・
A54-1江雪=入声
△印→A10-3泊天草洋=入声・A34-1春暁=上声・A49-1後夜聞仏法僧鳥=上声・A54-2竹里館=去声
□印はA41-1以来去声の印だとばかり思っていたら
A54-1は入声です。また
△印はA10-3以来入声の印だと思っていたらA34-1
は上声とあります。入声と上声は記号上どう見分けるのかと思案していたらA54-2で去声が出てきて一層混乱してしまいました。
脚韻に用いられる記号(□・△等)は、夫々どういう意味を持っている記号なのでしょうか?
仄韻には3声あるので、3種類の記号があれば混同しなくて、いちいち備考を見て確認しなくても解りやすくて
いいと思うのですが。 よろしくお願いいたします。

投稿日時: 2013/11/16 16:25:39

No.6572 Re:仄韻についてお尋ねします。

  • 投稿者:
    森口雪孝
  • 地区:
    大阪府
  • 支部:
    HP委員

関西吟詩の教本に記載している押印の記号については、平韻は○と◎を使用し、仄韻は□と△と▲を使用していますが、平声における上平声、下平声は、○、◎を限定するものではありません、同様に仄韻の□と△と▲は、単に仄韻を表すための印であって上声、去声、入声を限定したものではありません。
そもそも中国語の発音の四声は日本語の発音とは異なっており、漢詩を作る上においての参考となる押印の記号と理解していただければ良いと思います。
また、中国語の発音においても、漢音、呉音、唐音では、同じ漢字でも平仄の異なる漢字が数多くあります。四声においても微妙な違いから八声、十六声と分類される説もありますので、日本人の作る漢詩においては、そこまで厳密に追及する必要はないかと存じます。(HP委員)

投稿日時: 2013/11/16 19:32:59