6576 高杉晋作についてお尋ねします

  • 投稿者:
    8年目の新人です
  • 地区:
    静岡県
  • 支部:

先のレッスンの下見にB9-3「囚中作」を開いてみました。作者名は高杉東行(とうこう)となっています。
久しぶりに「東行」の人となりを復習してみようと思い「東行」で検索してみましたが「東行」(とうぎょう)でしか出ていません。調べてみると高杉晋作は信奉していた「武士で僧侶で歌人」でもあった西行法師にならい、自らも頭を丸めて坊主になり「号も西行に対し「東行」(とうぎょう)と自らを称した」とありました。
「とうこう」なのでしょうか「とうぎょう」なのでしょうか、度々のご教示頂、よろしくお願いいたします。

投稿日時: 2013/11/17 10:20:04

No.6577 Re:高杉晋作についてお尋ねします

  • 投稿者:
    森口雪孝
  • 地区:
    大阪府
  • 支部:
    HP委員

人名、地名をはじめ、固有名詞等は、時代の流れによって主流となる読み方は変化するものです。
一例を挙げると、近江八景の「堅田の落雁」の堅田の地名は以前の教本では「かただ」と読んでいましたが、現在は「かたた」と変えております。
関西吟詩の教本掲載の「巻頭言(藤澤黄坡)」にある「油然として」は、以前は「ゆぜんとして」と読みましたが、現在は「ゆうぜんとして」と読むように統一しました。
作者の名前で、「菅茶山」は「かんさざん」としていますが、現在の主流は「かんちゃざん」と言われており、いずれ教本での読み方は変更されると思われます。
同様に「高杉東行」も「たかすぎとうこう」と「たかすぎとうぎょう」の読み方がありますが、関西吟詩では、「たかすぎとうこう」の読み方を採用しております。この読み方を修正するか否かについては、今後の教本改訂委員会に於いて論議されることとなります。
このホームページに寄せられる多くの方のご意見を参考とし、より良き教本に改訂して次代に伝え、関西吟詩の流統を継承してまいりたいと存じます。(HP委員)

投稿日時: 2013/11/17 11:31:42