6757 昇格課題詩研修会 雑感(二)

  • 投稿者:
    昭和入会者
  • 地区:
    大阪府
  • 支部:

「アクセント及び譜名は基本的なもの」ではなく既に技巧が入っていると思います。
二段上げ、基本的に二段なので「三’−五」で上がれば良い。前段の三’は「音階の変わる前にゆり・こぶしをいれる」技巧の表示ではないか?
因みに、ゆり・こぶしは半音の半音の世界の声なので、音階表示をしない。
又、巻き込みの三’も同じで不要、昭和の頃「揺り曲げ」と称した先生がおられた、しかしこの三’が「下げる前に上げる」テクなら必要。
そして「段下がり」も「下げる前に上げる三’」か「音階が変わる前にゆり・こぶしを入れる」で三’無しか
昇格課題詩なら、意味をハッキリさせるベキと考えます。

投稿日時: 2014/12/12 17:36:30

No.6758 Re:昇格課題詩研修会 雑感(二)

  • 投稿者:
    森口雪孝
  • 地区:
    大阪府
  • 支部:
    HP委員

譜番号の細かい表示には、既に技巧の入ったものが混在しているのはご指摘の通りであると思います。
しかし、「アクセント音階及び譜名」は、関西吟詩の流統を継承するために必要な技術の「虎の巻」です。
とは言っても、吟じこなせない人にとっては吟法誤りと指摘されても何が何だかわからない部分が少なからずあると思います。
昇格試験は、正しい吟法をどのレベルまで表現できているかを確認するものであって、譜番号を誤っていないかのチェックであり、「ゆり・こぶし」がはいっていないからダメだと指摘することはありません。
個性を尊重すべき所まで細かく譜で表現しても、出来ない人を迷わすばかりであるとの声もお聞きしておりますが、許容範囲が大きく認められている譜番号25の大山は、叙景詩・叙情詩・勇壮詩ごとに表現の自由度が大きく、各自が豊かな個性表現をすることを可能にしています。譜番号25の外にも、それぞれの吟法ごとにある程度の個性表現の自由があります。
「アクセント音階及び譜名」にこだわり過ぎることなく、関西吟詩の流統を継承する意識をもって後世に伝えて行きたいものです。(HP委員)

投稿日時: 2014/12/13 00:59:29