6811 B9−1春望の対句について
56句の対句についてお尋ねします
教本および教本詳解を読みましても、対句と判断し難いのですが、他に解釈の仕方があるように思われます, 律詩では作者はその力量を発揮したとあり、他の解釈があれば、ご指導お願いいたします。 また意解に追加があればお教えください
投稿日時: 2015/03/18 10:34:59
No.6815 Re:B9−1春望の対句について
3句4句、5句6句は共に完全な対句をなしています。
5句6句の文法の面を見ますと
烽火、家書は主語。連、抵は述語。3月(三げつ)、萬金は目的語と文体は同じです。
次に各言葉の詞名について。
烽火、家書は熟語の名詞。連、抵は動詞
3月(さんげつ)は期間をあらわす数詞、萬金は多さをあらわす数詞。
このように文の構成のうえからも又相対する各文字の性格からも完全に一致しています。
杜甫はおしゃいます様に律詩に卓越した力を見せています。しかも完璧な対句をなし破格な詩は小生の拙い知識ですが知りません。
投稿日時: 2015/03/20 20:29:03