71 息継ぎ場所の理由

  • 投稿者:
    森口雪孝
  • 地区:
    大阪府
  • 支部:
    西淀川

iakesさんのご質問にお答えします。
関西吟詩の吟詠法は学者吟と言われ「二句三節」を原則としています。
これは、漢詩の起句と承句には意味の繋がりがあるとの解釈から、起句の一節で息継ぎを行い、二節めの起句終わりから承句の一節まで息継ぎをしないで続けて吟じます。即ち二行を3回の息継ぎで吟じる。同様に転句と結句も「二句三節」で吟じます。
最近では音楽性、リズムに重点が置かれ、このような説明をあまり聞きませんし、教室でもあまりやかましく言わなくなっています。しかし、吟暦の古い先生の中には今でも「二句三節」を守って吟じている先生もおられます。

投稿日時: 2003/05/24 15:47:10

No.73 Re:息継ぎ場所の理由:<

  • 投稿者:
    iakes
  • 地区:
    大阪府
  • 支部:

なるほど!! 承句は起句を膨らませるというかその2句でイントロ的な表現になるので、二句三節で吟じる。
また、転句は飛躍あるいは別の視点でテーマを展開しそれを受けて結句で修め大空が如き詩となって結論に至る。従って、転、結句はセットなのでやはり二句三節で吟じる。ということなんだ。
小生吟暦が浅いので、先生達に質問すると屁理屈言わんと練習しなさいと言われそうで聞きにくかったが、勝手解釈もあるかもしれないが判ったような気がする。
森口さん、ありがとうございました。こんなに早く応えて頂けるとはビックリしました。いいHPが出来ました。

投稿日時: 2003/05/26 09:07:51