750 免状は欲しくないの・・・

  • 投稿者:
    新米生徒
  • 地区:
    大阪府
  • 支部:

吟を習って2年。面白くなってきて、もっと続けたいのですが、初段、2段・・・と免状を取るのをすすめられます。「年令的に取ったところで、墓場へ。」で欲しくないのです。みなさん取っておられるので、断り辛く教室を止めて、「公民館的なところか、自由なところで」と思っているのですが、なかなか無く悩んでいます。又大会も有る都度、出吟を言われます。出ることは、勉強になるのですが、年に1度ぐらいで良いと思うのですが、悩んでいます。どこの教室も(流派も)そうなんでしょうか?又閑吟の系列に行くと全然大会に出られなくなるので、(今の教室の先生や生徒さんにお目にかかると・・・)年に一度くらい出吟してみたい気持ちもあるので、と複雑です。

投稿日時: 2007/06/08 23:55:46

No.752 Re:免状は欲しくないの・・・

  • 投稿者:
    森口雪孝
  • 地区:
    大阪府
  • 支部:
    HP委員

免状が欲しくないとのことですが、なぜ詩吟を習い始めたのですか。
・健康維持のためですか。
・漢詩が好きだからですか。
・吟詠が巧くなりたいからですか。
・仲間とのコミュニケーションを求めたいからですか。
自分の意思は何なのかをはっきりするるべきです。
あと何年吟詠を続けるつもりですか。5年ですか、10年ですか、それとも息を引き取るまでですか。
自分の意思をはっきりすれば悩むことはなくなります。他人のために詩吟をするのではないでしょう。
《ある会員の話をします。》
その方は詩吟を通じて楽しく余生を過ごしたい。昇段試験は受けたくない、競吟には出たくない、毎週仲間と楽しい時間を過ごせればそれで良い。と言っていました。
・数年が過ぎ、後から入ってきた後輩が、自分よりも吟詠が巧くなり、段位も上になりました。更に数年後記念大会に参加した時の席の並び方を見ると、後輩達が自分の上席に位置していました。何故後輩の下手に座らなければならないのかと嘆いていました。
そして、「先生に勧められた時に素直に昇段試験を受けておけばよかった。皆と一緒に競吟に参加して自分の吟詠を磨いておけばよかった。」と話してくれました。
・たかが詩吟、されど詩吟です。吟道も「道」です。
自分の都合に合わせてくれる道などありません。
・縁あって入った「吟の道」です。死ぬまで続ければ、何か得る物はあるはずです。
ともあれ、自分なりに達観して詩吟を楽しめればそれでいいのではありませんか。
・私自身は、棺桶に両足を入れても顔だけ出して吟詠し、息を引き取る寸前まで詩吟を楽しむつもりです。(HP委員:森口雪孝)

投稿日時: 2007/06/09 23:52:50