7551 譜について、雑感

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    50年の会員
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    大阪府
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譜については、ゆりこぶしの無い(ゆりこぶしが出来ない人向け)初心者向け。
ゆりこぶしの入った、中習・上級向けに分ける必要があるように思いますがどうでしょう。
私は初期、二段上げは3−3’−5と習い、次にゆりこぶしを習い3−ゆり−3’−5と習いました。3−3’−3−3’−5では習わなかった。
本部講習で段下がりは、3−ゆりこぶし−2−1−乙でしているように聞こえます、3−3’−3−2−1−乙でやってないように思えます

投稿日時: 2017/01/06 23:27:49

No.7552 Re:譜について、雑感

  • 投稿者:
    塩路澄誠
  • 地区:
    大阪府
  • 支部:

参考解答としてお答えしておきます。
(私の私見は別の機会に)

これまで詩吟は口伝の芸術とされていましたが、
音楽性が高まった今日では
アクセント・音階・リズムが重視されるようになり、

関西吟詩においても基本吟法に「揺り」「小節」を
表記した詠法が「音階及び譜名表」として整理されました。

譜No.10(段下がり)、譜No.19(中山)、譜No.25(大山)は
詠法の許容範囲が大きく、個性を発揮する最大の吟法です。

十人が十人とも「揺り」「小節」の使い分けが異なっていますが、
吟法誤りと指摘する人はいません。

吟詠においては、同じ譜でも叙景詩・抒情詩・勇壮詩等、
詩の内容によって「揺り」「小節」の程度を使い分けて吟詠される
先生がおられました。
曰く「揺り・小節は薬草のようなもの。さじ加減をまちがえると毒になる。」

要は、吟法の音階移動の高低にこだわりすぎず、聞く人に
どれだけの感銘を与える吟調かどうかです。(HP委員)

投稿日時: 2017/01/07 12:45:49