787 息継ぎの箇所

  • 投稿者:
    三浦良治
  • 地区:
    大阪府
  • 支部:
    翠岳吟詠会 山麓 西山教室

始めに、何回もお願いしていますが、教本に是非音の高さを印刷してください。理屈は言いません、是非お願いします。
息継ぎの箇所までなかなか,息が続くかずいつも、先生より。がんばれ、がんばれと励まし受けて、ひいひい言いらがら練習していますが、高齢者用にもう少し
短かい息継ぎの箇所を、記載してください
今の教本の指示してある箇所は、基本かも知れませんが無理です。 是非一般の人似合わせた息継ぎの箇所に変更してください。高段者の人には出来ると思いますが、我々には無理です。お願いします

投稿日時: 2007/07/20 00:14:44

No.788 Re:息継ぎの箇所

  • 投稿者:
    森口雪孝
  • 地区:
    大阪府
  • 支部:
    HP委員

《音の高さについて》
・教本に音の高さを印刷して下さいとのご要望についてですが、社団法人関西吟詩文化協会の教本に印刷されている音階及び譜名が解からないということでしょうか。
・音の高さですが、教本の詩文の右横に「△」の印がついていますね。この「△印」の角度が「言葉」を言い終わって「節」に入る時の音階を表しています。
・洋楽の「ドレミファソラシド」のうち、「吟詠(和楽)」では「ミファラシド」の五音を使います。
・「△印」の真上向きが「最高音(八)(ミ)」の高さです。「高音(七)(ド)」、「上音(六)(シ)」、「中上音(五)(ラ)」、「中音(三’)(ファ)」、「△印」の横向きが主音(三)(ミ)」です。以下、「△印」の角度が下向きに表示され、「最下音(水)(ミ)」までの音階を表しています。
・洋楽表示がわかりやすければ、△印の横にでも自分で表示して下さい。
《息継の箇所について》
・関西吟詩では、吟詠での息継ぎ箇所として「二句三節」を基本として息継ぎ箇所を表示しています。
・これは社団法人関西吟詩文化協会の「流統の継承」であり、将来に亘って守るべき基本的なものです。
・息が続かない原因を分析してみると、
①言葉を発声する時に「声と一緒に空気を出している。」ことです。(いくら肺活量が豊かでも息切れします。肺から出す空気を100%声にして下さい)
②吟法の節の作り方が基本から逸脱して無駄なリズムを入れている。(節の長さは必要最小限とする)
③基礎発声練習を十分行い、複式呼吸法をマスターする。(複式呼吸がマスターできれば節の止めから、次の言葉に移る間の無音状態「マ」のとり方が「息継」でなく「息ぬすみ」というテクニックを使うことが出来ます。)
・最初から「無理です」と言って何の努力もしなければ人の心に響く「感動を与える吟詠」が出来るはずがありません。
・私の周りには、80歳を超えても心に響く素晴らしい吟詠をされる友が大勢います。初級者、高段者に関係なく、焦らないで楽しく自分の吟を磨いて下さい。(HP委員:森口雪孝)

投稿日時: 2007/07/20 11:09:45