82 漢詩文の意解ご教示を
激動の幕末期、浜田藩・津和野藩・福山藩ほか幕府軍と長州軍との「石州口の戦い」といわれた戦争で、壮絶な死をとげた浜田藩士・岸静江国治を詠んだ長編古詩中、意解のわからない箇所があり。どなたかご教示願えませんか。・・・「杖槍瞋目立関前」「死而不彊尚儼然」「不数万春中六矢」「唯比弁慶殉衣川」・・上記の三句目です。 因みに、伏兵の銃弾により戦死、年齢30歳。
投稿日時: 2003/06/02 21:37:06
余浅学非才而不識多。故、此解釈得当耶否耶、甚雖無信欲述愚見。願為参考。
槍ヲ杖シテ 瞑目シ 関前ニ立ツ。
死シテ殭セズ 尚 儼然タリ
万春ヲ数ゾエズシテ 六矢ニ中(あたる)タルハ
唯 比セン 弁慶ノ衣川ニ殉ゼシト
関の前で槍に凭れ掛かり、瞑目して佇む
死しても朽ち果てる事無く、厳然としていたいものだ
多くの春を迎える事無く、この若い身に六本の矢を受けて(主君のために殉ずるのは)衣川で義経のため満身に矢を受けて殉じた弁慶にも比べられるほど(壮烈な死であることか)
尚、投稿文中之彊與強同意也。依、彊誤謬而非殭耶。殭與朽同意也。
彊
投稿日時: 2003/06/26 11:47:27