932 音階について

  • 投稿者:
    ほんとの初心者
  • 地区:
    大阪府
  • 支部:

教本に音階がついていません。他の音楽の教本には全て音階がついていますが、なぜ音階が付いて無いの
ですか、詩吟は漢詩の表現が大事ですので、細かい
音階は自己表現で良いのでしょうか、
先生に聞きますと細かい音程は変更になることが多いので、自己表現の出来る音階でよいとの事ですが、
基準の音階は是非、教本につけてください。

投稿日時: 2008/05/24 23:10:40

No.934 Re:音階について

  • 投稿者:
    森口
  • 地区:
    大阪府
  • 支部:
    HP

・社団法人関西吟詩文化協会の教本に基準の音階をつけて欲しいとのご要望がありましたが、以前にも同様の質問があり、そのときの回答を思い出しながら記述しますので参考にして下さい。
・先ず、音の高さの表記ですが、「音階及び譜名表」で△印の解説があることはご存知かと思います。吟詠で最も高い音「最高音:八、ミ」・・・・「主音:三、ミ」・・・最下音:水、ミ」の和音(11種)を表し、この△印の傾きの角度で音階を表現しています。
・吟詠は、「詩文の語り」と「譜(節・吟法)」で構成されており、△印は言葉の最後の音、即ち「譜」の始まりの高さを表しています。
・また、吟詠は個性を最大限発揮できる音楽であって、アクセント正しく発音することが基本ですが、それに勝る「詩心表現」を重視しています。アクセントに拘って違和感のある発音を特に嫌います。
・吟詠を始める前に素読百回と昔から言われてきました(実際には殆どできていません)。しかし、素読を聞いた人が「今の素読をもう一度聞かせて下さい」と言われるほど詩心表現を意識して自分の十八番(おはこ)は作るべきです。一歩一歩、焦らずに自分の得意とする吟を増やしていくことです。音の高さ表記にとらわれず、自分の吟を楽しむことが何よりも大切です。
・音の高さを表記すると、自分なりに練習し、表記の音の表現よりも素晴らしく吟じた吟詠で「貴方はこの音が間違っている」と指摘される事を考えて下さい。指摘を受けると詩吟が嫌いになる人も大勢います。楽しむための詩吟が、ケチの付け合いをするレベルの低い道具に使われます。そのため、当面は教本への音の高さの表記はすべきでない。と言うのが現時点の結論です。
なお、各会・支部において独自に参考資料としてアクセント、音の高さを細かく表記し、指導実践していることは本部も知っています。将来は新人でも理解し易い音の表記のある教本になると思われますが、現時点では本部として教本に表記して実施するにはまだまだ時期が来ていないとの判断です。(HP委員:森口雪孝)

投稿日時: 2008/05/25 12:49:17

No.936 Re:音階について

  • 投稿者:
    おばちゃん
  • 地区:
    大阪府
  • 支部:

私は、詩吟を始めて三年半。最初は、初心者さんのように思いました。わたしは、習い初めから先生の吟をテープにとって読み下し文に音階をつけていきました。最初は、ピアノで音を取っていましたがコンダクターを詩吟大会の会場で買って音階を書いていっています。森口先生の△印をご参考にして音階を書いていかれますと約束事?が判ってこられると思います。いろいろな場面があると思いますがお続けくださいませ。わたしもこのコーナーに色々書きこませていただきアドバイスをいただきました。ガンバッテくださいね!

投稿日時: 2008/05/25 21:28:09